Humanity Reconciling with Nature Kazuyuki Futagawa Humanity Reconciling with Nature Kazuyuki Futagawa

二川和之

地球は人間がいなくても困らない

2022.01.21

INTRODUCTION

二川和之は、日本画の技法を継承しつつ、岩絵の具を精緻に用いる。作家によれば、自然の美を表現できるのは岩絵の具だけだという。度重なる塗り込みの後でも油彩ほど重くなく、水彩とは明らかに異なる。絵柄は蝉の羽のような繊細さをもつ。また、二川はしばしば金彩と金箔の技法を創作へ盛り込む。その芸術は、明度により様々な表情を見せる。西洋的な光と影のスタイルを採り入れ、因襲的な日本画の平坦さには遠近法とテクスチュアが付与される。静謐な風景のただなかで、作家本人の眼に映った光景を誠実に描き出す。 二川和之の作品には深淵なる精神性が溢れている。現実を超え、輝くばかりに美しい精神的風景に転化させる。近年では、墨の濃淡を活かした写実的な新領域を開拓、深い称賛をもって迎えられた。その新たな試みの代表作『秒差二態』は2013年の損保ジャパンFACE展において優秀賞を受賞。

今展では、人間心理に去来する内なる風景と実在する自然との共生を実現。二川芸術のサスティナブルな新局面を是非お確かめください。

二川和之

Memory -湖畔-

2021
Panel, Paper, Mineral pigments
31.8 × 40.9cm

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Memory -涼風-

2021
Panel, Paper, Mineral pigments
31.8 × 40.9cm

Sold

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Memory -装-

2021
Panel, Paper, Mineral pigments
31.8 × 40.9cm

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Memory -爽-

2021
Panel, Paper, Mineral pigments
31.8 × 40.9cm

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Memory -行人-

2021
Panel, Paper, Mineral pigments
31.8 × 40.9cm

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Memory -集-

2021
Panel, Paper, Mineral pigments
31.8 × 40.9cm

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Memory -乗-

2022
Panel, Paper, Mineral pigments
41.5 × 53.0cm

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memory -山海-

2022
Panel, Paper, Mineral pigments
38.5 × 46.0cm

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ABOUT

二川和之

1954年香川県高松市生まれ。1976年金沢美術工芸大学日本画科を卒業、1978年東京藝術大学大学院を修了したのち30代半ばから風景画に絞って作品を発表する。現実感に満ちた生々しい空間を描いた作品の数々は、ロシアをはじめ海外の展覧会でも高く評価されている。伝統的な日本画の技法を継承しつつ、対象の確固たる存在感を岩絵の具の重ね塗りで細心に描き出し、静かな風景の中で深さを極めるべく、遠近感や質感そして物の存在感を偽りなく表現した作品にはリアリズムを越えてさらに美しく輝く心象風景へと昇華する。近年は人物画の制作にも注力しており、同一モデルを秒間隔でそれぞれ描き、ひとつの平面作品に落とし込む「秒差」シリーズは日本画の伝統技法と現代感覚が共存する写実形態として注目度を高めている。

kazuyuki futagawa installation view

Gallery Exhibition

二川和之

地球は人間がいなくても困らない

2022.01.21 - 02.19

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