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小松美羽がひろしま美術館で展示:「ジパング 平成を駆け抜けた現代アーティストたち」

2024.11.14
ART NEWS

小松美羽 《地球が涙を流した日 広島から広がる、平和への祈り》 2022年
広島テレビ放送株式会社蔵 ©Miwa Komatsu

個展やライブペインティングを積極的に行い、世界各国で有名なアーティストの小松美羽の作品が、ひろしま美術館で展示される。

2024年11月2日から開幕した展覧会「ジパング 平成を駆け抜けた現代アーティストたち」では、平成に生まれた日本の現代アートを年代記のように紹介する。小松美羽をはじめとした、会田誠、奈良美智、村上隆など、現代アートを牽引するアーティスト29組の作品が一堂に会し、圧巻の展示となっている。


「平成」を改めて振り返る

Ikeda Manabu

池⽥学 《誕⽣》 2013-2016年 佐賀県⽴美術館蔵 デジタルアーカイブ:凸版印刷株式会社 ©IKEDA Manabu, Courtesy of Mizuma Art Gallery, Tokyo / Singapore

平成という時代は「失われた30年」と否定的に語られる一方で、ファッションや建築、アニメやマンガ、そして現代アートの分野において素晴らしい作家たちが活躍し、世界的な評価を得た時代でもあった。

本展は平成に生まれた日本の現代アートをクロニクル的に捉えた展覧会であり、平成23~24年(2011~2012年)に国内で開催された「ジパング」展を再編、更に発展させたものである。13年前のジパング展は、「日本の」現代アートがもつ魅力を「再発見」してほしいというねらいとともに、東日本大震災直後の日本が現代アートの力によって癒され、あるいは活力を得てほしいと企図されたものだった。


平成から現在もリードするアーティストたち

Miyanaga Aiko

宮永愛子 《suitcase -key-》2019年  作家蔵 撮影:木奧惠三
©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

今回のジパング展では、「平成」から「令和」へ、美術界を席巻したトップアーティストたちの作品を一堂に紹介する。世界の現代アートの文脈を視野に捉えながら、日本の文化と結合・変容させ、独自の表現を獲得した彼らの作品は、いずれも時代の複雑さや多様性を反映している。

それぞれのアートを通じて「平成」という時代を振り返るとともに、今このときも生まれ続ける現代アートをお楽しみください。


展覧会情報

展覧会名:ジパング 平成を駆け抜けた現代アーティストたち
会期:2024年11月2日(土)- 12月22日(日)
会場:ひろしま美術館
開館時間:9:00 - 17:00(入場は 16:30 まで)
休館日:会期中無休
入 場 料:一般 2000(1800)円/高大生 1000(800)円/小中生 500(300)円
*( )内は、前売りまたは20名以上の団体料金
*65歳以上の方は一般団体料金(1800 円)となります。年齢確認ができるものを受付にご提示ください
*障害者手帳等をお持ちの方および付添 1 名は無料
*本展の入場券でコレクション展示もご覧いただけます
主催:公益財団法人ひろしま美術館、広島テレビ、中国新聞社
後援:広島県教育委員会、広島市教育委員会、中国放送、広島ホームテレビ、 テレビ新広島、広島エフエム放送、FM ちゅーピー76.6MHz、ちゅピ COM
企画協力:ミヅマアートギャラリー
協賛:広島銀行

Miwa_Komatsu_hiroshima-museum

展覧会に関する詳細と最新情報は美術館公式サイトにて、ご確認ください。


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