蛇目

Re-cogni-thing!

2022.03.04

INTRODUCTION

幾層にもわたる支持体を自在に堀りだす「アクリル・スクラッチ」を持ち味とする蛇目。しかしながら本人は、新たなその造形を「現代アート」としては特に意識していないという。作家いわく「わける」と「わかる」は同源。人間はわけることでわかったと感じ、また、わかるために分けようとする。自らの作品が何であるのかは、誰かがそれを見、分類し、理解しようとした結果にすぎない。よって、結果は見られた数だけ無数にある。―絵の具の塊。アール・ブリュット。現代アート。はたまた、それは絵ですらないかもしれない。あるのはモノが認知されるまでの無数のプロセス。
蛇目の世界が反射するのは千差万別の「認識」の在りように他なりません。

蛇目

ART WORKS

ABOUT

蛇目

1982年兵庫県神戸市に生まれた蛇目は高校を中退後、独学で絵画の研究をはじめる。シュルレアリスムやゴッホに影響を受けつつも2009年にアクリル・スクラッチという独自の技法に到達した。何層にも塗り固められ重厚感を増した木製パネル、時には前回の制作物の残滓である絵の具の塊がランダムに混入され支持体が作られる。造形のヴァリエーションは無限であり、初期の具象的造形から近年の抽象的造形及び文様形成まで、作品制作へ向き合う蛇目のたゆみない情熱が見てとれる。

Gallery Exhibition

蛇目

Re-cogni-thing!

2022.03.04

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