GUTAI DICTIONARY

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穴(嶋本昭三)

嶋本は初期の貧しい時代キャンバスを購入することが出来なかった。代用品として考えられたのが新聞紙を糊で貼り付けるもので「紙バス」と名付けられた。紙で出来ているため脆弱であり、書いている際にところどころ穴が空いてしまう。穴が空いている作品は今までになく、嶋本の穴の開いた絵画は吉原治良からも高く評価された。

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