Cyborg Butterfly: Threshold|中村馨章

Ginza New Gallery

2026.06.05 - 06.27

この度ホワイトストーンギャラリー銀座新館では中村馨章(なかむら・よしあき)による個展『Cyborg Butterfly: Threshold』を開催いたします。今展はホワイトストーンにおける4回目の個展となります。


中村馨章の芸術実践の根幹をなすのは、聴覚/視覚といった知覚の境界線を模索し、自己/他者との新たな対話の可能性を切り拓くこと。幼少期からの感音性難聴により 2000 年に一度は完全失聴した中村だが、2012 年に人工内耳を装用したことで世界観が劇的な変貌を遂げる。視覚のみのモノクロームの世界が、より彩りと騒めきに満ちた多層的なものとして迫ってきたのだ。


今展は、「Cyborg Butterfly(サイボーグ・バタフライ)」と「Threshold(閾値)」、のふたつのシリーズで構成される。


アーティスト ステートメント»

「Cyborg Butterfly(サイボーグ・バタフライ)」は、「異なる感覚間の対話の可能性」の探求を、絵画表現からさらに発展させたもの。全作品には骨伝導スピーカーが内蔵されている。描かれた蝶の一部に触れることで立ち現れるのは、視覚的な残響としての「音」。人工内耳の装用によって作家自身が経験した感覚の変容を、視覚・聴覚・触覚を通じて実感できる作品群である。

一方、「Threshold(閾値)」は、観る者の内省を促し、音の視覚化を喚起する参加型インスタレーション。作品の形式よりも、観る者との関係性や相互作用を重視。リレーショナル・アートをさらに拡張させる試みである。

日本画に音響要素を採り入れ、自らの作品を介在させることで、未知の「知覚」と「コミュニケーション」の閾値を問う中村馨章。通底するのは「身体の変容」、「音と沈黙」、そして「日本の美意識」である。

ABOUT

Cyborg Butterfly: Threshold | YOSHIAKI NAKAMURA
2026.06.05 - 06.27

Ginza New Gallery

東京都中央区銀座6-4-16
Tel: +81 (0)3 3574 6161
Fax: +81 (0)3 3574 9430
Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: 日曜、月曜
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