この度ホワイトストーンギャラリー銀座新館ではMorita Manabu by WOODによる個展『Unfinished』を開催いたします。

今回展示される新作は約50点―作家の「これまで」と「いま、ここ」とが交錯する連結点となる。ツール(マテリアル)の変化、色層の多様化、そして制作スタイルそのものの変遷。そこから透視される時代ごとのメッセージ性は、「いま、ここ」で全く異なる形相を帯びてくる。

Moritaの描くキャラクターはAIと呼ばれるデジタル世界の住人だ。距離も時間も重さもない虚(voidness)を生きる。そこでは既存の価値は通用するのか。完成という概念すらないのではないのか。未完という自由は、限界というリミッターを外す。

恐れも拒絶もない「未完であること」―Moritaのストリートアートが泳ぐところだ。

アーティストMoritaによる不可思議の海を、ぜひご体感ください。

Ginza New Gallery

6-4-16 Ginza, Chuo-ku Tokyo, 104-0061, Japan
Tel: +81 (0)3 3574 6161
Fax: +81 (0)3 3574 9430
Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: Sunday, Monday

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ARTIST

Morita Manabu by WOOD

遊び心に満ちたスタイル、世代ならではの素材選び―若者のみならず幅広い年齢層に支持されているMorita Mbnabu by WOODの作品からは、メディウムにこだわらない自由な印象を受ける。

とりわけ代名詞ともいえる白の使い方にそれは顕著だ。ヴィヴィッドな色使いが最終的に帰結する白は、作品をより立体的に際立たせる。

一見ライトな印象ながら、見るたびに深みを増すその世界観には、幼少時から読破してきたアニメやコミックの膨大な情報量が投影されている。誕生の瞬間を鋭利なナイフで切り取ったかのような金属的質感の立体作品では、随所に散りばめられたグリーンが対比された躍動的な時間軸が魅力だ。現実のモノを非現実的にモチーフ化する―これもひとつの漫画的解釈である。

メディウムの差異が織り成す層が魅力のカンヴァス作品は、まさにアニメ制作におけるレイヤーを想起させ、デジタルな風合いを併せもつ。

その自由な生き様を色濃く反映した作品の数々は、多方面に強いインパクトを与えており、来たるべき時代のアーティストとして注目されている。

ARTWORKS

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