セバスチャン・ショームトン：What's the Point? －衝迫
Ginza New Gallery
2023.04.14 - 05.06
INTRODUCTION
“What’s the point?” －「そんなことをして何の意味がある？（ないだろう）」という挑発的な問い。今展のタイトルであるこの問いこそがアーティスト＝セバスチャン・ショームトンを根底から存在せしめる原動力となっている。
テクノロジーの発達による情報が氾濫し、倦みきった現代社会を独自の皮相的な視点で切り取ってきたショームトン。表現したいことの実現に、彼はメディアを選ばない。むしろ「絵を描く」という伝統的な手法の拡張を、情報化社会の日常性に滑り込ませる。彼が常に志向しているのは「新しい意味の創造」であり、「新しさ」は更新されることが身上だ。
アーティストである以上、その身を賭して「新しさ」を求め続けること。傍から見て、それがどんなに滑稽に見えようとも。一見平易なポップ性にまで馴らされたショームトンの世界は、自らを追い込むことによってのみ得られる緊迫感、現時点は試行錯誤の一プロセスでしかないという悲哀が裏返された、ユーモアたっぷりの反語法である。
What’s the point? －それぞれの色のドットのなかに物理的に押し込みながら、私はピクセルイメージを表現するかのようにフォームを作成できる。
What’s the point?
From a technical side of things I used the very hands on process of finger painting! Not only to contrast against the digital aesthetics at play but to put into painting practice an all too familiar action we all use when interacting with touch screens. By physically pressing in each dot of colour I can create form as if rendering a pixelated image.
What’s the point?
From a technical side of things I used the very hands on process of finger painting! Not only to contrast against the digital aesthetics at play but to put into painting practice an all too familiar action we all use when interacting with touch screens. By physically pressing in each dot of colour I can create form as if rendering a pixelated image.
What’s the point? －制作の度に、私は新たな意味を探し求める。作品中にも、そして私自身のなかにも。
What’s the point? －何の意味がある？その問いかけの答えは、観る人一人ひとりが自己との対話のなかで見つけるしかない。
ABOUT
2023.04.14 - 05.06
銀座新館
Tel: +81 (0)3 3574 6161
Fax: +81 (0)3 3574 9430
Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: 日曜、月曜