この度ホワイトストーンギャラリー銀座新館ではAhhi Choiによる個展『日常の再構築』を開催いたします。
私たちは日々、膨大な視覚情報のなかを生きている。
都市の色を形づくる、ファッション、広告、空の移ろい―それらは確かに私たちの五感を刺激するものの、多くは記憶にも残らぬまま通過してゆく。
Ahhiを捉えてやまないのが、この「見過ごされてきた時間」である。
無意識の心の動きに従い、さまざまな色や形をすくいあげ、独自の視覚言語へと変換する。
それは単なる再現ではなく、日常を編みなおし、再構築する行為。
Ahhi Choi: 日常の再構築
Ginza New Gallery
2026.05.08 - 05.30
展示作品は、発見(inspiration)、記憶(sketch)、再定義(re: character)の三段階によって構成される。このプロセスを通じ、去りゆく日常は「Ahhi柄」という固有のパターンへと変容し、個人的な体験は普遍的なイメージへと昇華される。
『365 inspiration — 無意識の色の採集』
街の看板、衣服の配色、季節の風景。
私たちが無意識に反応した色彩は、感覚の断片として蓄積される。
本シリーズは、それらを「色の構成」として再提示する作品群。
日常の風景は抽象化され、洗練された色面として定着。
提示されるのは、風景の再現ではなく「感覚の結晶」であり、空間に静かに置かれた色は、観る人それぞれの記憶を呼び覚ます。
『Field Sketches — 記憶の層を描く』
各地で描かれたスケッチは、時間の経過とともに再構成される。
その場の空気や温度、体験の余韻は、色のレイヤーとなって画面に現れる。
Ahhiのスケッチは、単なる記録ではなく、「体験の所有」という形に変換する行為。
記憶は、ここで視覚的なオブジェクトとして確かな存在感を放つ。
『Re: character — 親しみの再発見』
ポパイやベティ・ブープといったキャラクターは、世代や国境を越えて共有される視覚的アイコン。
Ahhiは、それらに自身のパターン(Ahhi柄)を重ねることで、新たな層(レイヤー)を付与してゆく。
既存のイメージは保持されつつも、内部から生まれ変わる。
その結果、親しみと新鮮さが同時に立ちのぼる。
誰もが知るイメージに、唯一無二の作家性が刻まれる。
このシリーズは、ポップカルチャーと現代美術を架橋する作品群といえる。
今展は、こぼれ落ちた日常の記憶をたぐり、見つめることで、刹那に新たな定点をもたらす機会となるでしょう。
作品の律動が空間に及ぼす、豊かな時空感覚をご体感ください。
皆さまのご来廊を心よりお待ち申し上げます。
ABOUT
2026.05.08 - 05.30
Ginza New Gallery
Tel: +81 (0)3 3574 6161
Fax: +81 (0)3 3574 9430
Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: 日曜、月曜









