Opening Reception: 2020.2.15 4-7pm

この度ホワイトストーン・ギャラリー台北では、神木佐知子による個展『Tetrad』を開催いたします。神木佐知子は1991年東京に生まれ、2017年女子美術大学大学院洋画専攻博士前期課程を修了、優秀な学生に授与される大久保婦久子賞を受賞しています。台湾では初めての個展となる今展では、18点の新作も展覧いたします。

今展のタイトルは、2組の補色関係としても知られる色彩学用語から、「Tetrad」(4色配合)」と名づけられました。タイトルが示すのは、色相環上の2組の二重補色の4色であり、それらは元来互いに反発しあう強烈な色彩です。Tetradの配色法に則った調和的かつカラフルな図面は、神木佐知子の構図と色使いにも適合します。神木作品の独立し鮮やかで反復的な要素は、この世界のすべてを構成する分子のようなものであり、肉眼で捉えられた独特のヴィジョンでもあるのです。

神木佐知子は長い間、その作品を通し、社会の現状や個人の存在、互いに領域を侵しあう関係性について、さまざまな問題を提起してきました。たとえば、「赤 = 女性」や「青 = 男性」などの色観は、ジェンダーに基づく一般的な固定概念です。今展においても、神木は多様な作品を通じこれらのテーマに挑みます。“Love begets love”における男性と女性の登場人物は、それぞれ典型的な外形上の特徴を持ち、色彩もそれに準じます。しかしながら、寓話的あるいは形而上の内的な肉体はその真逆をいくものです。女性の身体はブルーで線描され、対照的に男性の身体には赤が使われているのです。作家が静かに語りかけるのは、ジェンダー観というものがいかに世俗的であるかということです。神木作品をもっとも象徴する要素は植物相と緑であり、それらは人生のサイクルを表し、人生は有限であることを想起させます。その日を掴み、現時を愛すこと。なぜならそれは厄災や死から逃れた貴重な時間なのだから。

今回展示されている作品には、世界がより寛容さに満ち、自己と相反する意見も併せのみ、少しずつでも互いに歩み寄ることができれば、という作家の願いが込められています。それは、すべての物体や個人の基調となる本質は保たれたまま、互いを浸すことなく、調和のとれたイメージと世界を形成するTetradの理論と通底するのです。

Taipei

 

1F, No.1, Jihu Rd., Neihu Dist., Taipei City, 114, Taiwan (R.O.C)

Tel: +886 2 8751 1185


Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: Monday

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ARTIST

神木佐知子
Born in Tokyo, studied at Joshibi University of Art and Design (Oil painting course), and got M.F.A in 2017 with "Fukuko Okubo Prize" (honorable mention from the University). In the same year, her debut solo exhibition was held at Karuizawa New Art Museum. In this regard, the prestigious monthly art magazine "Bijyutsutecho" (September Issue; 2017) ran an article about her interview. In 2018, her first solo exhibition in Tokyo was held at Whitestone Ginza New Gallery with favorable reviews. In the following year, her work graced the cover of "Monthly Gallery", new year's issue. In commemoration of the 85th Anniversary of Tokyu Department head store, her solo exhibition was held at Tokyu Department head store art gallery, ended up with "sold out" show. In 2020, the solo exhibition "TETRAD" was held at Whitestone Gallery Taipei. Kamiki's works ask the viewers about the modality of human beings and modern society through symbolic metaphors. They are characterized by her broad perspective reflecting the rich literary background and contradistinctive simultaneously harmonious coloration.

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