Opening Reception: 07.08, 4:00 – 7:00 PM
猪熊克芳先生在廊予定。

この度、ホワイトストーン・ギャラリー台北ではミズテツオと猪熊克芳両氏を迎えての二人展『ハーモニクス』を開催致します。ホワイトストーン台北がオープンして三ヶ月、オープンを記念したグループ展『I Love Taiwan』後、初の企画展となります。音楽理論上の「ハーモニクス」(音が耳に伝わるときの振動。いわゆる倍音)同様、ミズ・猪熊両氏は、空間感覚とメロディの流動感をみごとに合体させ、それを平面に封じ込めることで個性を際だたせています。

ミズテツオは1944年東京生まれ。武蔵野美術学園で絵画を学んだ後に渡欧。イタリアやフランスに長期滞在し、国境を跨いで数多くの個展を開催。著名な創作としては、ローマ近郊ラヴィーノの聖アンナ教会のステンドグラス制作(1987年)、長野オリンピックの壁画制作(1996年)などが挙げられます。ミズは制作に国際船舶信号(主に船員同志のコミュニケーションに用いられる記号)を採り入れ、英語・フランス語・イタリア語、時には日本語で語彙を形成、作品のテーマとしました。ミズは、この記号のパターンに自らの記憶(イタリア時代や娘の幼少期の回顧など)を融合させ、独特の律動や抽象表現を作品にもたらしています。

猪熊克芳は1951年福島県生まれ。東京でいくつかの美術学校で学んだあと、1972年郷里にもどり制作を続けます。初期作品にはルドンやレンブラント、シュールレアリズムの影響が覗われるものの、1990年代初期には自らの画風を確立。『In Blue』シリーズを発表し、1996年には青木繁大賞を受賞、一躍注目されるようになりました。猪熊ブルーとも呼ばれる青を基調とした作品は、幾重にも顔料を重ねる一方で、やすりによって境界をぼかし、深淵ながらも暖かな絵肌を生み出しています。今回の個展では『In Blue』シリーズのほか、紙による近作も展示。やわらかで幻想的なイメージは、現実と記憶の間の新たな関係を探る試みのようにも受け取れます。

この貴重な展示を是非ご高覧頂きますよう、ご案内申し上げます。

Represented artists:
ミズテツオ猪熊克芳

Taipei

 

1F, No.1, Jihu Rd., Neihu Dist., Taipei City, 114, Taiwan (R.O.C)

Tel: +886 2 8751 1185


Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: Monday

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