今回のタイトルは日本古典文学「方丈記」その冒頭部分からきている。鴨長明による「方丈記」では800年前の日本の疫病の流行、たびたび重なる天災の背景の社会情勢、人間のありかた、悟ることとは何かを問いた文章である。河の流れは絶えることなくどこまでも流れていき、しかもそれは元と同じ水ではない。よどみに浮かぶ泡は一方では消え一方ではでき、長い間留まっているということがない。そして鴨長明は河の水の流れを世の中や人間の本質とも、同じように暗喩している。古代ローマ皇帝アントニヌスも著書「自省録」の中で「すべての存在は絶え間なく流れる河のようであって、その活動は間断なく変わり、その形も千変万化し、常なるものはほとんどない」と書いている。私は桜が満開後に瞬く間に散っていく姿に惹かれる。儚く散り、種が撒かれ、来る年にまた桜が咲く、千変万化する生命の美しさ。

生々流転、世の中の無常も、しかしそれもまた人生、生きることは旅をすること、川の流れのように。

シンガポール

39 Keppel Road #05-03/06, Tanjong Pagar Distripark, Singapore


Opening Hours: 11:00 - 19:00
Sunday, Monday, Public Holiday
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プレオープン 特別イベント

Preview Event
日時:2023年1月6日 16:00〜18:30
※当日19時にテープカットを予定しております。
Reception Event
日時:2023年1月7日 16:30-19:00
スペシャル対談:17:00-18:00
江上越 (作家) x Tan Siuli (キュレーター)

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