オープニング・レセプション:8.16, 6:00 – 8:00 PM

ホワイトストーン・ギャラリー香港はこの度『002 Ryotaro Muramatsu / NAKED』を開催致します。今展は、東京を拠点とするクリエイティヴ・カンパニーNAKED Inc.の代表である村松亮太郎の、香港における初の個展となります。インタラクティヴなマルチメディアやプロジェクション・マッピングを含む新作7点をフィーチャーし、2018年にホワイトストーン・ギャラリー東京で行った個展001の続編ともなっています。

今展の新作において、村松はデジタル・テクノロジーの最先端がもつメディウムとしての潜在力を開拓しており、自然・美・人生における彼の哲学を詩的かつ瞑想的に組み込んでいます。Ambiguity (両義性)は今展002で繰り返し言及されている概念であり、「はじまりと終わり」、「存在と非存在」とのあいだに横たわる不確かな境界線を仄めかします。そして究極的には神秘的で調和に満ちた手法で人生のサイクルを示唆します。このコンセプトは、強く岸に打ち砕ける波のムーヴメントを捉えたインタラクティヴ作品のひとつである『“HAZAMA -A Space Between-』でも明確に打ち出されています。「岸とは、エネルギーの満ち退きとともにふたつの世界が出会う境界であり、この両義的な境界では人生は彩り豊かに息吹いては朽ちてゆく」と村松は言います。この作品において、作家は鑑賞者を月のレヴェルにまでいざないます。月の引力が潮の満ち引きに作用するように、実際、鑑賞者が作品に近づくと潮が満ち始め、力強い波となるのです。

たとえテクノロジーが自らの表現を可視化し主張する重要な鍵であるとしても、村松はコンセプトとテクノロジーの合間で絶妙なバランスをとり、後者が決して作品を圧迫しません。例えば、有田焼(AKARIシリーズ、2019年)や実物の木の枝(CHILL、 2019年)をはじめ伝統や自然といった要素を採りいれたり、日本の伝統芸能のリーダーたちとのコラボレーションではテクノロジーに依拠せずに自らの美学を表現しています。こうしたことからも、村松はテクノロジーとアートとの境界線をぼかし、かつ進化させているといえましょう。

村松亮太郎 / NAKED (日本)
1997年にクリエイティヴ・カンパニー「NAKED Inc.」を設立以来、映画やテレビ、MV、広告、空間演出など、ジャンルを問わず様々なプロジェクトを率いてきた。監督作品は長編/短編作品合わせて国際映画祭で48ノミネート及び受賞。近年では「FLOWERS BY NAKED」、「TOKYO ART CITY BY NAKED」などのイマーシヴ(没入型)・イベントや、華道・茶道・香道・歌舞伎・能狂言といった伝統文化・芸能と先進の表現を掛け合わせたインスタレーションや公演を手がける。大阪芸術大学で客員教授を務めるほか、ブランディング・ディレクターを務める長野県・阿智村をはじめ大阪府・堺市や佐賀県など日本各地での地方創生イベントや文化プロジェクトに取り組む。2018年に個人でのアート創作活動を開始し、同年9月にホワイトストーン・ギャラリー銀座で初個展『001』を開催。

NAKED Inc.
村松亮太郎が1997年に設立したクリエイティヴ・カンパニー。“コア・クリエイティヴ”、“トータル・クリエイション”、ボーダレス・クリエイティヴィティ”を理念に、映画やTV、MV、広告、空間演出、地方創生、教育プログラムなどジャンルを超えて手がける。近年では3Dプロジェクション・マッピングを用いたショーや、「FLOWERS BY NAKED」、「TOKYO ART CITY BY NAKED」に代表されるテクノロジーとアナログ表現を融合したイマーシヴ(没入型)・イベントを数多く展開。2017年には東京に体験型レストラン「TREE by NAKED」をオープン。

HK H Queen's 7-8/F

 

7-8/F, H Queen's, 80 Queen's Road Central, Hong Kong

Tel: +852 2523 8001


Opening Hours: 11:00 - 19:00
Closed: Monday and Public Holidays

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