ARTICLES

小松美羽の欧州初個展がスイス・ルガーノのMUSECで開幕

2026.07.27
ART NEWS

現代アーティスト・小松美羽の欧州初となる個展『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』が、2026年7月23日(木)にスイス・ルガーノのMUSEC(文化美術館)で開幕した。会期は2026年10月25日(日)までとなる。

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

MUSECは、スイス・ルガーノに1989年に設立された「Museo delle Culture(文化美術館)」の略称。ルガーノ湖畔の歴史的建築「ヴィラ・マルペンサータ」を本館とし、極東・インド・東南アジア・オセアニアなどの民俗芸術や現代アートを幅広く収蔵・展示する。人類学と芸術の融合を軸に、コンテンポラリーアートの企画展にも力を入れており、今回の小松美羽展はその新たな試みの一環だ。本プロジェクトは、文化・美術館財団(Fondazione culture e musei)およびMUSECが主導・制作し、株式会社風土(東京)の協力のもと推進されている。

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

小松美羽は長野県出身のアーティストで、豊かな自然のなかで育んだ独自の死生観を表現の根源とする。「Great Harmonization(大調和)」を理念に掲げ、キャリア初期の黒を主調とする銅版画から、近年は鮮やかな色彩のアクリル画、彫刻、ライブペインティングへと表現の幅を広げている。半ば恍惚とした状態で制作に臨む小松は、日本の神話、民間伝承、霊的伝統から着想を得て、モチーフを鮮やかな色彩の渦の中で描き出す。作品に繰り返し登場するのは、見る者を直視する鋭い眼差しを持つ神獣たちである。これらの存在は、精神的・象徴的な案内者としての役割を果たし、鑑賞者と直接的な対話を結ぶ。

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

作品は大英博物館をはじめとする世界各国の美術館に収蔵されており、国際的に高い評価を受けている。国内においても精力的な活動を続けており、2025年には札幌芸術の森美術館および北海道立函館美術館での大規模個展「祈り 宿る Sacred Nexus: Resonating with Cosmos」を開催。2025年から2026年にかけて、下瀬美術館での展示も行われた。

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

『MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes』展示風景

この度展示される作品は、2012年から2026年にかけて制作された約30点で、今展のために制作された新作も含まれる。展覧会の詳細については、MUSECの公式サイトにて確認できる。

展覧会概要

展覧会名:MIWA KOMATSU. Beyond the Eyes
会期:2026年7月23日(木)〜2026年10月25日(日)
会場:MUSEC、Villa Malpensata – SPAZIO CIELO
出品点数:約30点(2012年〜2026年制作)
公式サイト:https://www.musec.ch/en/portfolio/miwa-komatsu-beyond-the-eyes/

メールマガジンで最新情報を受け取る

最新のエキシビション情報や会員限定企画をお届けします。


メールアドレス登録後、確認メールをお送りします。メール内のリンクをクリックして登録を完了してください。

RELATED ARTICLES

ARTICLES CATEGORY

メールマガジンで最新情報を受け取る

最新のエキシビション情報や会員限定企画をお届けします。


メールアドレス登録後、確認メールをお送りします。メール内のリンクをクリックして登録を完了してください。