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京森康平×橋本忠樹『道後アート2023 陽春の宴』開催

2024.02.28
ARTIST NEWS

道後アート2023 陽春の宴より、左から京森康平、橋本忠樹

装飾をテーマに異なる国と文化の装飾をアートに取り入れる京森康平が、国内屈指の温泉街・道後温泉で開催される「道後アート2023」に参加しました。

クラフトミュージアムの特別企画で2024年2月11日(日)に、「京森康平×橋本忠樹『道後アート2023 陽春の宴(ようしゅんのうたげ)』」が開催。美術家の京森康平は、道後アート2023のクラフトミュージアム「U.F.O. - Unidentified Fabulous Object - 未確認工芸物体」展に参加し、大和屋本店の入口に作品が展示された。「陽春の宴」では、大和屋本店の能舞台「千寿殿」で京森の作品を特別展示するほか、能楽観世流シテ方の橋本忠樹さんの能とワークショップも開催された。

道後アート2023 陽春の宴

道後アート2023 陽春の宴

新作2点を含め、京森康平の作品7点を能舞台「千寿殿」に展示。撮影時間内に京森康平と彼の作品、そして能の衣装を身に付けた橋本忠樹氏が撮影可能。ワークショップでは能楽観世流シテ方の橋本氏から能のすり足やお面の付け方などを教わることができる。

道後アート2023 陽春の宴

イベント概要

開催日:2024年2月11日(日)
開催時間:午後1時30分〜午後3時
場所:大和屋本店 能舞台「千寿殿」
住所:松山市道後湯之町20-8

京森康平 / KOHEI KYOMORI

Kohei Kyomori《Flowing river plum blossom col.3》2024, H180cm×W120 cm×D4cm, Mixed media on canvas, Resin / Mineral pigments

美術家。工芸や建築等に見られる装飾を視覚言語として再解釈し、コンセプチュアル・アート以降の、ポストコロニアルの時代における美術のあり方を模索している。「装飾が生まれるまでに加わる、人間の手数による圧倒的な視覚的密度」に共感する京森は、時に陶芸や染織などの技法そのものを絵画技法に取り入れ、幾層もの技術と手数を加え、一つの作品を導き出す。そうした手工芸的なアプローチによって絵画に向き合う京森の姿勢には、デジタル化されていく今日の世界を生きる私たちに、圧倒的な物量や物質性、自らの手を使って何かを生み出すという、根本的な人間の活動について問い直しをかける機会を提示する。2021年度みんなの道後温泉活性化プロジェクト「クリエイティブステイ公募プログラム」に参加。

橋本忠樹 / TADAKI HASHIMOTO

能楽観世流シテ方。昭和49年京都生まれ。東京藝術大学音楽学部卒。重要無形文化財総合指定保持者。大正大学客員教授。和歌山大学非常勤講師。観世流シテ方橋本礒道長男。父及び故片山幽雪(人間国宝)、十世片山九郎右衛門に師事。3歳で初舞台、10歳で初シテを勤める。大学卒業と共に、九世・片山九郎右衛門(幽雪)の許で内弟子修行を積み2001年独立。能楽堂での演能の他、神社仏閣、商業施設などで幅広い世代に向けて「能」をより気軽に触れることが出来る能公演を企画、開催。2017年に各国大使館向けワークショップ開催、六本木アートナイトに参加。毎年6月に梅窓院開山忌にて能楽奉納。謡・仕舞を教え、伝える事にも熱心で、各地での稽古活動のほか、「小さな子供のお稽古教室」も開き、幼少から日本の伝統文化である「能」に触れることによって「本物」を見極める目を養う機会を提供している。

2024.02.08 Published
2024.02.28 Updated

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