希少種の蝶のように壁に飾られたとき、アート作品は脱文脈化する。我々はその美しさを愛でる。私は愛でること自体に反論する気は毛頭ないが、アートにはそれ以上の何かがある—ハンス・ハッケ

ホワイトストーンギャラリーは日本から著名な建築家・隈研吾を招聘し、台北にこれまでにない斬新でアーティスティックな空間を創り上げました。質的なコントラスト、むき出しの自然とまっさらな人間らしさによるコラージュ編成が特徴的です。開廊以来ホワイトスト―ン台北は傑出した外国人アーティストを紹介してきましたが、4周年を記念する2021年3月、キュレーターに石瑞仁を迎え、台湾の現代作家による初の特別展を開催する運びとなりました。ひとえにホワイトストーンと地元のコレクションとの連動を表明することを目的としています。ギャラリーと台湾のアーティスト/キュレーターとの真のパートナーシップを確立し拡大することで、台湾の現代アート/文化のさらなる振興を促し、新たな次元へと誘います。
今展のテーマは「壁とアート作品のマッチング」。18人のアーティストが作品を展示しますが、なかには1980年代から活躍するヴェテランも含まれます。彼らは画期的な作品を制作し、壁に溶け込ませ折り合いをつけ、その場でしか生じえない一作として提示します。今展が目指すのは、開かれたテーマを通し、「強固な」美学的思考と18人のそれぞれの芸術的言語の「差異」をフォーカスすること。直近30年に出現した台湾の近現代アートの、最も鮮やかでダイナミックな精髄が一同に会すことになるでしょう。