ホワイトストーン・ギャラリー台北(内湖)は『現代日本のインク・アート展—原点回帰』を開催致します。会期は2019年1月12日から3月24日まで、キュレーターはユーリン・ワン氏が務め、会期は二期構成。

中国を起源とするインク・アートは、アジアの文化を読み解く鍵であるとともに東洋の美学の象徴でもあります。中国絵画に深い影響を受けつつ、日本のインク・アートは鎌倉時代(1185 – 1333)に遡ります。今展『原点回帰』では戦後から現代にかけての日本のインク・アートの発展をフォーカスします。その陰影の効果で伝統を打ち破りつつ、シンプルな線とインクのストロークが日本の精神性を表現する抽象的な空間を創り出します。

第一期に展覧される作家たちは下記のとおり。野趣あふれる山口長男の作品には不変の力強さがあり、1970年代のアジアのインク・アートのパイオニアとして認識されています。シンプルかつ力強い表現の代表格として、井上有一の書は精神の活力と情熱を最大限に活かしています。藤原志保の絵画では、自然のバイタリティに触発された純粋な抽象が投影され、フロッタージュを駆使した上原木呂の作品は、空間と浮遊する物体、繰り返しの美学で構成されています。世界の平和と安寧を求めて、岡西祐奈はその魂を真摯に作品に注ぎこみます。新シリーズ「ブルー・ソング」における銀色の線描は、優雅に大洋を泳ぐサメの姿を表しており、動物と環境保護の重要性を訴えかけます。

展示作家:
山口長男 / 井上有一 / 藤原志保 / 上原木呂 / 岡西祐奈