ホワイトストーン・ギャラリー台北はグループ展『Allure』を開催しております。展示は川島優(日本)、ファビオ・モディカ(イタリア)、イガル・オゼリ(イスラエル)の作品。ルネッサンスやラファエル前派を含む歴史的な美術運動にインスパイアされたポートレイト作品に焦点を当てます。西洋の美学はもとより、東洋的視点からも楽しめるように構成されています。7月13日にオープン、8月18日まで開催される今展は、人間の個性を知覚し、理解をうながす一考となることでしょう。

川島優は1988年、静岡生まれ。日本で最も将来を期待される作家である川島は、幾何学的模様に縁どられ、現代社会の深淵を示唆するような無機的な人物像を描くモノクローム作品を創作してきました。無表情な少女は作家の尽きることのない想像力の源です。川島は伝統的な日本画の技法を継承しつつ、そこに繊細かつ大胆なイディオムを盛りこみます。作家はまた、日本画における黒を独自に研究し、その多角的なアプローチで様々な表現を可能たらしめました。

1978年、イタリアのシチリアに生まれたファビオ・モディカは、ボローニャ大学の大学院を修了。当初ルネサンスと古代神話に影響を受けていました。モディカの作品は、女性の顔や身体を描くことで人類が経てきた道程を表現しています。2002年を境に、そのスタイルは大胆な線描と分厚い色彩の塗り重ねによる半抽象へと変化します。作家は鑑賞者を彼の越境的な作品へといざないながら、アートを自意識の拡張や知的刺激へと関連づけることに心を砕いています。

イガル・オゼリは1958年生まれ、豊かな背景のもとに若い女性を映画的ともいえる克明さで描いた大作で知られています。ラファエル前派の美学とともに、オゼリは優美かつ自由な感性をその作品にもたらしています。オゼリの作品は、ロマンティシズムのなかに美術史的な根拠を表す一方で、官能的な女性らしさも付加しています。作品はホイットニー美術館、マクナイ美術館(サン・アントニオ)、ユダヤ美術館(ニューヨーク)、アルベルティーナ美術館(ウィーン)などに収蔵されています。

展示作家:
川島優 / ファビオ・モディカ / イガル・オゼリ