この度Whitestone Gallery Karuizawaでは、丸尾結子による個展「Intopia」を開催いたします。
これまで丸尾結子は、クレイアニメーションから発展した可愛らしいキャラクター作品を発表してきましたが、2016年の軽井沢ニューアートミュージアムでの個展「Bloom」から、より抽象的な立体作品の制作に取り組んできました。それから2年、今回の「Intopia」では、丸尾は自分の内面を見つめ続け、その中で探し続けた「より純度の高い幸福感」の存在を表現し、一つ一つ確かめながら制作したからこその独自性を持つ、他に類を見ない作品を生み出しました。
丸尾にとって、出会う人やものは、感動している自分に出会うためのきっかけである、と言います。誰かのためではなく主体的に、何かに感動している本来の自分に戻るためのきっかけに出会い続け、そこで確かに自分の中に感じられる感覚を作品で再現し、またその作品が、それを見た人の心のユートピアに触れるきっかけになる。忙しい日々の中で、出会うものや人を短絡的にカテゴライズしたり、分析したりして自分の中で消化してしまうことは簡単です。しかし、あえてそうせずに、自分の内面を丁寧に探ることで感じられた、まだ名前すらない感覚と存在感を石粉粘土で再現することにより、誰かにとっての本来の自分に出会うきっかけを作り出しています。
今展でしか出会うことのできない、丸尾結子によって生み出された唯一無二の存在との出会いをぜひお楽しみください。