この度、ホワイトストーン・ギャラリー軽井沢では、軽井沢ニューアートミュージアムにて開催中の『靉嘔 レインボー 88』展の関連企画として、『靉嘔版画 by Kenryo Sukeda』を開催いたします。
虹のアーティストとして知られ、国際的に活動をしてきた作家・靉嘔(本名・飯島孝雄)。彼は版画のもつ複数性こそ現代文明の産物と捉え、版画を積極的に制作に採り入れてきました。
銅版画、リトグラフ制作を経て、1960年代中頃からはレインボーの色彩を表現するのに最適との思いから、シルクスクリーンの制作に取り掛かります。刷りは故・岡部徳三、助田憲亮のふたりの刷師が担当する共同体制をとり、靉嘔のスクリーン版画はすべてこのふたりによって制作されてきました*1 。  
今展では靉嘔の専属刷師のひとりである助田憲亮による貴重な靉嘔版画の数々をご高覧いただけます。深い信頼関係のもと、50年に及び靉嘔と仕事を共にしてきた助田が刷り写した、靉嘔の強烈なまでのレインボー・ワールドをぜひお楽しみください。

*12006年の岡部逝去後は助田一人が担当