ホワイトストーンギャラリー香港では、フィリップ・コルバートの香港初の個展『ロブスター・ランド』を開催しております。スコットランドに生まれロンドンで制作活動をおこなうコルバートは、その風刺的なロブスター像と高精度で「ハイパー・ポップ」ともいえる歴史絵画で、世界規模でフォロワーを獲得しています。コルバートの作品は、現代のデジタル文化のパターンだけでなく、それらが美術史の文脈のなかでどのような関連性をもっているかをパワフルに掘り下げています。「自分がロブスターになったときにアーティストになった」と作家は語ります。

セント・アンドリュー大学で哲学の修士号を獲得しているコルバートは、絵画とポップ理論へのエネルギッシュかつ斬新なアプローチによって、これまで世界中の美術館やギャラリーで展示をおこない、国際的な成功を収めてきました。リチャード・ハミルトンやロイ・リキテンシュタイン、ジェームス・ローゼンクイストといったポップ・アートの先駆者たちに影響をうけつつも、コルバートは個展の名作のテーマと現代の大量消費社会の日常的なシンボルとを交錯させ、ロブスターという別人格(アルター・エゴ)を得たコルバートの視点ですべてが語られます。しばしば「アンディ・ウォーホルの名づけ子」とも称されるコルバートは、チャールズ・サーチやサイモン・デュプリーといったアート業界の大御所からも圧倒的な支持を得ています。