ホワイトストーン・ギャラリー・ハリウッドロードは、日本人新進アーティスト・小松美羽の香港初となる個展を開催致します。今展では小松の最新作のほか、アイコンともいえる守護獣シリーズを含む重要作品の数々を展示致します。お客様と作家の世界観、その深い精神のダイナミズムを分ち合いえましたら幸甚です。

小松美羽(1984- )は長野県坂城町に生まれ、2004年に女子美術短期大学を卒業。銅版画からそのキャリアをスタートさせ、何度めかのニューヨーク滞在中に絵画に開眼します。小松が最も好むモチーフである神獣、とりわけ狛犬は日本の神社でよく見られるものです。小松は日本の歴史や地域に根ざした狛犬の多様性を描きますが、それは日本へたどり着くまでの狛犬の遍歴、様々な大陸を渡り歩き、それぞれの文化に適応しながら姿を変えてきたという事実に根ざしています。小松はごく若いころから「もののけ」(精霊)や「妖怪」と関連したテーマを掘り下げ、モチーフに没頭し格闘してきました。奇怪で幻想的な神獣たちは威嚇するように見えながら同時にユーモラスであり、ダイナミックでありながら繊細。小松の絵画はアイディアと技術の幸福な融合であり、現代において鷹揚かつ緻密な線描画を花開かせたと言えます。そのタフで不屈の精神には心踊らされるものがあります。