1958年に渡米。ニューヨークを拠点に一貫してミニマリスティックな作品作りを続け、戦後日本の前衛画壇とは袂を分かちアメリカを代表する作家として活躍。初期は日本画の顔料や和紙を用いながらも日本画とはかけ離れた作品を制作していたが、やがて人工的な色や形を意識した表現に移行していく。筆触を残さない平坦なモノクロームの色面を機械的に配列させたり、エア・ブラシを使用してメタリックな色彩をペイントすることによって、絵画的な表現を極限まで排除する。塗料や素材そのものの物質性に重点を置き、人工的な物質でありながら人工性を超越した“絵画”を生み出した。1960年代のアメリカにおいて一時代を築いたドナルド・ジャッドやフランク・ステラらと共にミニマル・アートの先駆者として評価されつつあるが、桑山本人は自らの作品をミニマル・アートとは位置づけおらず「アートとは人間がつくり出した美しさ。だからこそ、人工的でなければならない」と述べている。

Selected Artworks

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