1923 – 1994

1923年カリフォニア州サン・マテオ生まれ。アンフォルメルやアメリカ抽象表現主義第二世代の代表的作家の一人。カリフォルニア大学バークレー校にて植物学を専攻。心理学・東洋哲学・禅仏教など、のちの画家人生の要となる知識を意欲的に吸収する。1943年に兵役、空軍パイロットとして派遣されるがテスト飛行中に事故で負傷、長い入院生活を余儀なくされる。入院中、同校の美術教師デイヴィット・パークとの交流が契機となり、病床生活のなか制作を始める。終戦後復学し、本格的に美術を学ぶ。1950年渡仏。白を基調とした無数のストロークを重ねた抽象シリーズ「ホワイト・ペインティング」を制作、のちにこのタイトルは初期そのものを現す言葉となる。フランシスの作品にはマティスやボナールの流麗で鮮やかな色彩や、ジャクソン・ポロックのドリッピング技法、日本画の余白や「にじみ」など、様々な流派の影響が混淆しているが、いずれもフランシスの深い精神性に濾過されたユニークな境地へと達している。1957年以降、日本の文化人とも積極的に交流し、ニューヨークとパリのほか、東京にもアトリエを構える。日本人にコレクターが多い所以である。

作品収蔵:
グッゲンハイム美術館、メトロポリタン美術館、ホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館(以上、ニューヨーク)、ロサンゼルス現代美術館、 ポンピドゥー・センター(パリ)、ルードヴィッヒ美術館(ケルン、ドイツ)、ノイエ・ギャラリー(ベルリン)、テート・モダン(ロンドン)、ミロ・ファンデーション(バルセロナ)、出光美術館(東京)、大原美術館(岡山)、滋賀県立近代美術館、愛知県立美術館、ほか

Selected Artworks

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